Ｙさんは会社の健康診断で異常を指摘され精密検査を受けたところ、悪性肺腺腫と診断されました。受診するまでは自覚症状もなく仕事をする上で支障が生じたことはありませんでした。肺腺腫摘出後、経過観察のための通院も一年に一回になるなど、その後の状態は安定し体調も良好な時期（約10年間）を過ごしていました。しかし仕事が忙しくなり始めたことで次第に倦怠感、嚥下・構音障害、足の力が入りづらい、息苦しさからめまいを起こす等の症状があらわれ始め、再び検査を受けた結果、重症筋無力症と診断されました。現在、握力が2㎏しかないため物を「軽く握る」ことはできても「つまむ」ことはできません。食事に関しては飲み込む力が弱くなっているため、お粥や柔らかく煮込んだ麺類を食べています。また四肢の脱力・筋力低下で仕事中デスク上に手が置けなくなることもあり、特に午後以降は息苦しさが増し、頭がボーっとする状態になっています。

受診状況等証明書、現在の状態を記載した診断書、現在の困難な日常生活の状況について就労状況等申立書を添付しました。

結果、障害厚生年金3級が請求日時点から認められました。

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