Kさんは中学生の頃から「死にたい」と口にするようになり、高校生になると友達とコミュニケーションがとれなくなり途中から不登校気味になりました。大学生になり一人暮らしを始めた頃から学校に行けなくなり、対人恐怖症から引きこもるようになりました。しだいに自分は「うつ病かもしれない」と感じ始め、心療内科を受診することにしました。様々なアルバイトをしながら卒業できる程度に、講義には出席していましたが一人での生活は厳しく両親や姉妹に助けられての学生生活でした。卒業後もアルバイトをしながら生計を立てていましたが、人間関係が上手くいかず継続的に仕事ができなかったことがトラウマになり、不安や意欲低下、睡眠障害、憂鬱気分なども表れるため、体調は悪く様々な病院を受診しました。親から独立後は生活保護を開始、就労移行支援事業所に通所し始めましたがコロナ禍で働く意欲がなくなり辞めてしまいました。日常生活では適切な食事摂取ができず一日一食でも十分過ごせることや、行政機関等において社会生活に必要な手続きは一人ではできないなど、家族や知人による多くの援助を受けて何とか日常生活を送ることができています。

受診状況等証明書、現在の状態を記載した診断書、現在の困難な日常生活の状況について就労状況等申立書を添付しました。

結果、障害基礎年金２級が請求日時点から認められました。

【個人情報のため、事実とは一部異なります】