Tさんは交通事故に遭い肩を骨折しました。手術を行いその後は少しでも可動域そのものを広げ、今までのような日常生活ができるレベルに近づけるよう、毎日リハビリを行っていました。しかし、10ヶ月を過ぎた頃から改善がみられなくなり、動作によっては全く動かせないことを改めて確認しました。帰宅後は肩から腕がパンパンに腫れ、お茶碗を持つことすらままならないこともしばしばあるため、湿布や塗り薬は欠かせません。常に肩が不安定で腱板が緩く抜け落ちそうな感覚があるため、装具なしでの生活は考えられなくなってしまいました。雨の日はバッグを持ちながら傘をさすことが難しくなり、キャッチボールや趣味の水泳、アウトドアもできなくなりました。日常生活においては握力の低下がみられ、特にタオルを絞る時などひねる動作がきつく耐えられません。衣類の着脱から食事、洗面、入浴、買い物等、肩関節の不安定が強く、制限されている状況です。

受診状況等証明書、初診日から1年半時点の状態を記載した診断書、現在の困難な日常生活の状況について就労状況等申立書を添付しました。

結果、障害厚生年金3級が認定日時点から認められました。

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