Yさんが感じた最初の異変は、息ができないような息苦しさからくる呼吸困難でした。今まで経験したことのないような状態に陥り仕事にも行けなくなったため内科を受診しましたが異常はありませんでした。しかしその後も大きく息をすることができず、強い恐怖や不安・緊張が現れるため自ら調べて精神科を受診しました。うつ病と診断され薬物療法を受けていましたが状態は次第に悪化、部屋に引きこもり基本的な日常生活動作（着替え・トイレ・洗面・入浴等）は一人では行えない状態になってしまいました。めまいと息苦しさが繰り返し起こり何度も倒れたことがありました。その後は薬剤調整が継続的に行われたことによって徐々に自室から出ることが可能になりましたが、建物に入る時や外食をするためにお店に入る時はパニック発作が起きることもあるため、必ず薬を飲んで家族が付き添う必要があります。以前のような社会参加は依然として難しく、就労は困難な状態です。

初診日から1年半時点の診断書と、現在の状態を記載した診断書、日常生活にどのように不自由しているかが詳細にわかる就労状況等申立書を添付しました。

結果、障害基礎年金2級が認定日時点から認められました。

【個人情報のため、事実とは一部異なります】