Eさんは小中高といじめの対象になっていました。高校を卒業後、店頭販売のアルバイトを始めましたが、会話が苦手で上手くコミュニケーションがとれなかったため短期間で辞め、その後は母親からアドバイスを受けながら家事手伝いをしています。ある日、脚の痺れや頭痛を訴え病院を受診したところ心療内科を勧められ薬物療法を受けていましたが、その後知能検査を受けることになり「軽度知的障害」と診断されました。Eさんは「毎日不安がいっぱいあり、誰かに見られている感じがする」と診察の際に話をしていました。対人関係については、交流があるのは家族などの身内が多く他人とは会話が続かないため、話をしても相手にされない状況です。また、文字や数の理解力がほとんどないため一人での買い物や、身辺生活（掃除・洗濯・入浴等）の自立は難しく、将来的に通常の社会生活を送ることは厳しいと考えられるため、今後は障害者支援制度の利用を勧められています。

受診状況等証明書、現在の状態を記載した診断書、現在の困難な日常生活の状況について就労状況等申立書を添付しました。

結果、障害基礎年金2級が請求日時点から認められました。

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