Gさんは仮死状態で生まれ、脳性麻痺と診断されました。幼い頃から転びやすく学校の階段から転倒し怪我を負ったこともありましたが、学校生活では体育の授業以外は特別不自由を感じることはなく普通に生活していました。大学生の時に身体障害者手帳を取得し、その後障害者雇用で働き始めました。長年仕事に従事してきましたが、ある日体の動きが悪く同じ姿勢を取り続けると痛みが増してきたため病院を受診したところ、変形性腰椎症と診断されました。原因は軟骨のすり減りと元々の障害の影響で姿勢が保たれていないことでした。その後、片足の感覚がなくなり始め以前にも増して転びやすくなったため、頸椎の手術を受けましたが徐々に神経症状は悪化し最近は歩行が困難（外出時では杖が必要、5分以上は歩けない）になっています。握力の低下、手の硬直により洗顔や用便の処理に関しては片手しか使えない状態です。今後更に、日常生活動作や労働能力に制限を受けると思われます。

受診状況等証明書が添付できない申立書、初診日に関する第三者からの申立書（第三者証明）、現在の状態を記載した診断書、現在の困難な日常生活の状況について就労状況等申立書を添付しました。

結果、障害基礎年金2級が請求日時点から認められました。

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