Hさんは会社員として特別病気をすることもなく、長年勤務していました。ただ最近寝起きや寝返りをする際、回転性のめまいが起きるため、おかしいと思い複数の病院を受診しました。病院では「耳石異常」や「メニエール病」と診断され体操や服薬を開始しましたが、改善がみられなかったため更に違う病院を紹介してもらいました。途中で治療を一時中断せざるを得なかった時期もありましたが、繰り返し起こる突発性難聴やメニエール病の治療を続けるものの症状はどんどん悪化しその都度聴力は落ちていきました。この頃から激しい「めまい発作」が起こるようになり外出先で倒れ救急搬送されたこともありました。紹介先の病院で「内耳自己免疫病」と診断され服薬を継続していますが、耳もめまいも改善はしていません。このような状態なので一人での移動は難しく長年勤務していた会社は退職することになり、その後もずっと体調は悪く寝たきりの日々を続けています。日常生活（炊事・家事・洗濯・掃除）に関しては全て家族に頼っており、ふらつきのため歩行が不安定な状態です。

受診状況等証明書、現在の状態を記載した診断書、現在の困難な日常生活の状況について就労状況等申立書を添付しました。

結果、障害厚生年金2級が請求日時点から認められました。

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