Nさんは勤務中に歩きづらくなり、ふらつきを感じるようになりました。徐々に会話ができなくなり始めていましたが、周囲の素早い対応ですぐに救急搬送されることができました。病院では脳出血と診断され、3ヶ月間の入院とリハビリテーションを受けました。その後職場に復帰しましたが、病気が原因で業務内容を理解するのに時間がかかるだけでなく、会話や返答内容のずれを仲間から指摘されるようになりました。会話がかみ合わない、動作が遅い等周囲に迷惑をかけるようになり、イライラ感、意欲低下、抑うつ気分も現れ始めました。脳出血を発症後は時系列に沿って思い出すことができなくなったため、複数のカレンダーを使いながら対策をしていますがそれでもダブルブッキングしてしまうことや、料理の途中で次の工程を忘れるようになってしまったため最近はキッチンにも立たなくなりました。また、片麻痺の影響からATMの画面の一部が見えなかったため、その場でパニックに陥ったこともあります。注意障害（ミスが多くなる）や感情障害（すぐに怒り出す）、思い出せない、新しいことが覚えられない等の症状が現れることから、生活全般に対して家族のサポートが必要になっています。

受診状況等証明書、現在の状態を記載した診断書、現在の困難な日常生活の状況について就労状況等申立書を添付しました。

結果、障害厚生年金3級が請求日時点から認められました。

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