Sさんは面接を受けてもなかなか採用に至らず、今後の生活に不安を抱くようになっていました。ある日、急に思考が止まり自分でも記憶力の低下を感じたため脳神経科を受診したところ、医師からメンタルクリニックの受診を勧められました。その後、暫くはメンタルクリニックに通院していましたが、仕事が見つかると通わなくなっていました。仕事自体には働き甲斐を感じていましたが、どこに勤めても人間関係がうまくいかず常に背中・手・足など体の部分に痛みを感じていました。ある朝起き上がって仕事に行く準備をしようと思ったところ、突然動けない状態になったため再び受診し、その後は通院治療を継続しています。今後も生活のために働き続けたいと思っていましたが不眠、不安、気分の落ち込み、突発的な希死念慮、体の痛み等状態は悪化していくばかりで労働能力はほとんどありません。日常生活においては特に、金銭感覚が乏しく不必要な物を買ってしまうなど、浪費が見られます。また、注意力が散漫でお金を落とすことが多く、役所での手続きは手の痛みから字が書けなかったりと社会生活にも支障をきたしています。

現在の状態を記載した診断書、現在の困難な日常生活の状況について就労状況等申立書を添付しました。

結果、障害基礎年金2級が請求日時点から認められました。

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