Wさんは職場の先輩から仕事中に怒鳴られ、「死んでくれ」などの暴言を吐かれていました。毎日のようにパワハラを受け家族にも「死にたい」と口にするようになっていたある日、地下道を歩いていると急に体全体がこわばり身動きも取れなくなり、声が出せない状態になったためメンタルクリニックを受診しました。その後も定期的に受診していますが抑うつ感や手足の痺れ、鳥の鳴き声や「キーン」といった音が聞こえてくる日が多く、調子は良くありませんでした。それでも一日も欠勤することなく頑張って勤務していましたが、誹謗中傷の日々は続きその影響からパニック状態になったため、遂に仕事を続けることができず退職することになりました。現在もからだの一部に障害があることから自己評価が低いうえ、パワハラを受けたことで抑うつ感や希死念慮が高まっています。日常生活においては外に出るのが怖い、人と会うのが怖い、人から見られるのが怖いと感じているため災害時の避難はできません。また、役所への書類申請についても期限内の提出はできないなど、単身での生活は困難と思われます。

受診状況等証明書、現在の状態を記載した診断書、現在の困難な日常生活の状況について就労状況等申立書を添付しました。

結果、障害厚生年金2級が請求日時点から認められました。

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