Aさんは未熟児で生まれ軽度の言葉の遅れはありましたが、療育を勧められたことはありませんでした。小学生になり学年が進むにつれて黒板の文字をノートに書き写すことが苦手になり、授業についていけなくなっていました。特に「漢字」と「計算」においては困難になっていたため担任から心理検査を勧められ、診断を受けて以降は病院でのフォローアップを続けていました。無事に高校まで卒業することはできましたがその後の進学や就労は難しいと思われたため、まずは就労移行支援の事業所を利用することにしました。現在は就労継続支援B型事業所に通っていますが、集中力がなく継続して30分しか仕事が続けられない状況です。また、日常生活においては金銭管理や買物、通院、社会性についても自分一人で行うことはできず全て家族の支援を必要としています。今後は時間通りに集中して仕事を行い、就労に対する考え方を養うことを目標とし、将来はA型事業所での仕事ができるようになりたいと考えています。

20歳の時点での診断書、現在の状態を記載した診断書、現在の困難な日常生活の状況について就労状況等申立書を添付しました。

結果、障害基礎年金2級が障害認定日時点から認められました。

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