Ｌさんは幼稚園から中学校まで普通学級に通っていましたが、国語・算数・英語は苦手でした。高校に進学しましたが、仲の良かった友達が中退したことをきっかけにＬさんもやめてしまいました。その後は知人の会社で働いていましたが、その会社が倒産したため他の仕事を試んでみましたがどれも「できない」「続かない」ことがわかりました。そのため、家族からの勧めでかねてより疑いのあった知的障害の検査を進めるため病院を受診しました。その結果、療育手帳と精神保健福祉手帳の交付を受けることができ、更に障害年金の請求を考えるようになりました。日常生活においては、趣味（カード収集）のための無駄使いが多く金銭管理や服薬、公共施設での窓口対応等は一人では難しく家族の援助が必要です。現在Ｌさんは障害者雇用での求職活動を行っていますが、こだわりが強くコミュニケーションをとることが難しいため、その面においても考慮し長く続けられる適正な仕事を探していきたいと思っています。

現在の状態を記載した診断書、現在の困難な日常生活の状況について就労状況等申立書を添付しました。

結果、障害基礎年金2級が請求日時点から認められました。

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