Rさんは予定日より早く生まれ体重は1500ｇ未満でした。母親は育児をしながらどことなく異変を感じており検診の都度、相談していましたが特に問題はないと言われていました。しかし、納得がいかなかったため療育センターを受診したところ脳性麻痺と診断され、通院リハビリが始まりました。3歳になった頃から通い始めた児童発達支援事業所では歩行器を使用していました。小学校に入学した頃には身体障害者手帳、特別児童扶養手当、障害児福祉手当の手続きを行いました。小学校では5時間程度介助の先生の付き添いがあり、その他の時間は母親が付き添うという学校生活で、4年生になった頃から杖歩行と車椅子使用になりました。大学に入学するまでリハビリを継続し、大学生になった現在は歩く距離が短ければ両腕に杖、長ければ車椅子というように何らかの補助具は常時必要になっています。20歳になり特別児童扶養手当が打ち切りになる旨の連絡を受けた際に障害年金の請求を勧められましたが、ご本人様としては暫く学業に専念したかったため社労士への申請代行を依頼されました。

20歳の時点での診断書、現在の困難な日常生活の状況について就労状況等申立書を添付しました。

結果、障害基礎年金2級が障害認定日（20歳）時点から認められました。

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