Wさんは3歳を過ぎてようやく言葉を話し始めました。小学生の頃からお小遣いはすぐにゲームで使い切り、中学で参加した合宿では持参したお小遣いが初日で全てなくなっていました。高校へはまじめに通っていましたが帰宅後はゲームに熱中し、成績はほぼ最下位。自動車教習所では仮免に落ち続け、10回以上筆記試験が不合格となり退学になってしまいました。就職はしたものの仕事の覚えが悪く、欠勤、遅刻、早退が多く解雇となり、その後も様々なアルバイトを繰り返しますが、無断欠勤が続き数ヶ月で退職となりました。金銭管理が全くできず電気、ガス、携帯が止められた過去や、ゲーム・ギャンブルへの依存傾向もあるため、現在は両親が管理しています。就労の意欲はあるものの、「真面目に勤務していても、職場の対応が良くないため続かなかった」と考える等、反省心に乏しく適応能力は低いと思われます。

受診状況等証明書、現在の状態を記載した診断書、現在の困難な日常生活の状況について就労状況等申立書を添付しました。

結果、障害基礎年金2級が請求日時点から認められました。

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