Aさんは知人の車に同乗中、追突事故に遭いました。事故当日は特に異常は感じられませんでしたが、翌日起床すると激しい頭痛と目眩、吐き気、首の痛みを感じ病院を受診したところ、頚椎捻挫と後頭部の打撲と診断されました。その後はリハビリ外来で様子をみていましたが、ある日仕事中に頭痛と目眩が激しくなり立っていられない状態になりました。横になっていると徐々に治まっていきますが、起き上がると1時間ほどで再び症状が現れていました。その後、主治医から脳脊髄液漏出症の疑いがあるとのことで専門医を紹介されました。当時ブラッドパッチ療法で頭痛はある程度改善されましたが、目眩は改善がみられず杖使用となり外出時は常に付き添いが必要になりました。現在はさらに利き手利き足に力が入らなくなっているため、歩行中に足が上がらず転んで障害物にぶつかり怪我をすることが増え、手の指は物を掴もうとすると震えて思うようにいきません。頭痛と目眩で横になっている時間が日中で6時間程度あり労働は困難になっています。

現在の状態を記載した診断書、現在の困難な日常生活の状況について就労状況等申立書を添付しました。

結果、障害基礎年金2級が請求日時点から認められました。

【個人情報のため、事実とは一部異なります】