Ｇさんは福祉関係の職員として働いていましたが、以前からずっと死にたいと思っていました。リストカットや大量服薬、気分の落ち込みがあり３,４時間しか眠れない日々が続いていたため、心配した友達が病院に連れて行ってくれました。一旦は休職し内服調整を行いながら就労移行支援事業所に通い始めましたが、途中で体調を崩し退所することになり、現在は自立訓練に週3日ほど通っています。日常生活については、家事ができないことが多く大部分を同居相手が担っています。本人としてはうつ状態が8割、躁状態が2割の感覚があり、気分が上がると今まで欲しかった物を全て買ってしまうなどの浪費がみられます。自分の体を意図的に切り付けるリストカットや中学生の頃から始まった抜毛症を繰り返すほか、希死念慮の強まりから意図的にマンションのベランダ（高層階）に行ってしまうなど危険な行動がみられます。今後はまず体調を整えることを最優先に考えるようにと主治医から言われており、現時点での就労は困難と思われます。

初診日から1年半時点の診断書と現在の困難な日常生活の状況について就労状況等申立書を添付しました。

結果、障害厚生年金3級が認定日時点から認められました。

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