Aさんは普段からよく転倒しており、左上肢には麻痺を感じ始めていましたが、病院嫌いだったため放置していました。元々、複数の慢性疾患を抱えておりかかりつけ医を受診したところ、麻痺を指摘され直ぐに脳神経外科へ行くように勧められました。検査の結果、過去に脳梗塞を発症した跡は見られましたが、　続きを読む＞＞

Bさんは1歳半検診の時に発達の遅れを指摘され、3歳の時には自閉症と診断されました。幼い頃から集団行動が嫌いで、クラス内ではトラブルを起こすなどの行動がみられていたため、登下校は母親が同伴していました。しかし、知的な遅れはないため授業内容は理解でき問題なく成績は取れていました。ただ学校帰りに、　続きを読む＞＞

Cさんはいつもそわそわして落ち着かず、授業中立ち歩いたり、勝手にトイレに行くなどして先生から注意を受けていました。性格上、興味のないことや必要性を感じられないことは学校の勉強に限らず何もする気にはなれなかったため、やっていないことを怒られたとしても何も感じていませんでした。しかし、　続きを読む＞＞

Dさんは外遊びが好きな子供で特に問題もなく、順調に高校生になっていました。お腹が弱かったため病院を受診したところ、精神的な病気かもしれないということで心療内科を勧められました。高校２年生になった頃、被害妄想や自分に対する悪口が聞こえてくるようになったため薬物療法を受けていましたが、　続きを読む＞＞

Eさんは小中高といじめの対象になっていました。高校を卒業後、店頭販売のアルバイトを始めましたが、会話が苦手で上手くコミュニケーションがとれなかったため短期間で辞め、その後は母親からアドバイスを受けながら家事手伝いをしています。ある日、脚の痺れや頭痛を訴え病院を受診したところ心療内科を　続きを読む＞＞

Fさんは会社の健康診断で糖尿病の疑いがあると指摘されましたが、食生活を留意することのみで特別、精密検査は必要ありませんでした。半年後、体重減少・喉の渇き・倦怠感・ふらつき等が現れ職場を早退するようになったため、病院を受診したところ、1型糖尿病と診断されそのまま入院、インスリン治療が　続きを読む＞＞

Gさんは仮死状態で生まれ、脳性麻痺と診断されました。幼い頃から転びやすく学校の階段から転倒し怪我を負ったこともありましたが、学校生活では体育の授業以外は特別不自由を感じることはなく普通に生活していました。大学生の時に身体障害者手帳を取得し、その後障害者雇用で働き始めました。長年仕事に　続きを読む＞＞

Hさんは会社員として特別病気をすることもなく、約20年勤務していました。ただ最近寝起きや寝返りをする際、回転性のめまいが起きるため、おかしいと思い複数の病院を受診しました。病院では「耳石異常」や「メニエール病」と診断され体操や服薬を開始しましたが、改善がみられなかったため更に違う病院を　続きを読む＞＞

Iさんは成長や発達に異常はなく、小さい頃から読書好きで自分の世界に没頭する傾向がありました。大学生になり一人暮らしを始めた頃から体調が悪くなり幻聴・妄想などの症状が目立つようになり、自殺を図り救急搬送されたこともあります。通院しながら何とか大学を卒業しその後就職しましたが、周囲とコミュニケーションが　続きを読む＞＞

Jさんは離婚が原因で人間不信になり、気分の落ち込みから外出することも仕事に行くこともできなくなりました。自分でも「うつかもしれない」と考え始めるようになり、この辛い症状から抜け出したいという思いで病院を受診しました。しかし、その後も体調の悪さは変わらず短時間労働さえも困難になり、仕事も　続きを読む＞＞